受動禁煙とは、他人が吸ったたばこの煙を吸わされることです。

「受動喫煙」は、非喫煙者であるにもかかわらず、たばこを吸う本人よりもたばこの害を受けるのです。

喫煙者が吸い込む主流煙は、燃焼温度の高い部分で発生し、たばこの内部やフィルターを通過しますが、火のついたタバコから出る副流煙は、燃焼温度が低いため、主流煙に比べ高い濃度の有害物質が含まれています。

強力な発がん性物質である「ニトロソアミン」に至っては、副流煙は主流煙の52倍もの含有量になります。

厚生労働省国民健康栄養調査による平成20年の調査では、男性の喫煙率は36.8％で、40歳代がもっとも高く51.9％、女性の喫煙率は9.1％で、30歳代が18.0％と若年層で高い値を示してる用です。

日本はたばこ代が安いせいか、世界的にも喫煙者数が多い国です。

タバコが増税になれば喫煙者が減るかとの予想は、厚生労働科学研究費補助金・循環器疾患等生活習慣病対策総合研究事業の、たばこの増収と税収に関する調査結果「各種禁煙対策の経済効果に関する研究」で価格値上げで一度は減った喫煙者が「高値で喫煙せざるを得なくなった」人のリバウンド割合の大きさを予想し、たばこ価格を引き上げた場合にどれほどの税額増収が見込めるかを調査しています。


タバコ増税は喫煙者の減少を見込むよりも、その税額増収の方が目的となるようです。